ハンドメイド作家にとってコンセプトは命!作り方と3つの注意点
ハンドメイド販売をする際に、ハンドメイド作品の『コンセプト』はとても重要です。
- 「これからハンドメイドを始めたい」
- 「販売をなんとなく始めてはみたものの中々うまくいかない」
- 「作るものが思い浮かばない」
という方はこの機会にコンセプトについて真剣に考えてみませんか?
今回は、ハンドメイドする上でのコンセプトの重要性や作り方、注意点などについて解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
そもそも「コンセプト」とは?
「創造された作品や商品の全体つらぬかれた、骨格となる発想や観点」のことをコンセプトといいます。
簡単に言えば、全体のテーマのようなものです。
お金を払って購入されることを想定した商品・サービスには、必ずコンセプトが必要です。
コンセプトがしっかりしていてお客さんに伝わりやすくて個性的で広く受け入れられるものなら、ヒットする可能性は高いです。
逆にコンセプトが曖昧でわかりにくくてどこにでもありそうなものだと、流行りません。
コンセプトは、ユニークかつわかりやすくなければなりません。
ハンドメイドする上でのコンセプトの重要性
世の中で販売されている多くの商品には、コンセプトがあります。
通常ものづくりはコンセプトを軸にすすめがちですが、ハンドメイドの場合はとにかく好きな作品をなんとなく作ることからはじめる場合が多いので、結果なかなか販売に結び付かず行き詰ってしまうケースがよくあります。
お客様に販売する際にコンセプトがはっきりしていないと、作品をうまく説明することができません。
説明ができなければ当然お客様にその価値は伝わらず、購入には至らないというわけです。
また、コンセプトがしっかりしておらず、例えば流行りの商品が出たらその流行りの商品ばかり作ってしまうということもよくあります。
そうすると逆に自分がやりたいことが商品に反映されず、作品作りにおもしろみややりがいを見いだせなくなってしまいます。
これらの原因は、自分の作品のコンセプトをはっきりとさせて作品作りや販売をしなかったことにあります。
ブレない全体のテーマとして、コンセプトを位置づけることはハンドメイド販売において必要不可欠なことです。
コンセプトを決めることを後回しにせず、できるだけ早い段階でじっくり考えてきめましょう。
ハンドメイド作家のコンセプトの作り方
自分が作りたいもの、楽しいと思うものをコンセプトにする!
一番簡単にコンセプトを作る方法としておすすめなのは、自分の好きなもの、作りたいもの、やりたいイメージなどを細かく書き出してみることです。
自分のこだわりというものを作ってもOK!
一番大事なのは、自分が作りたいと思うもの、自分が楽しいと思えるものをコンセプトにすることです。
楽しい!と思えなかったりやりがいを感じないと、作品作りがつらくなってしまいます。
自分の好きなもの、作りたいもの、作りたい作品などを細かく書き出したらそれを組み合わせてみて自分の世界観を作っていきます。
そうすることによりコンセプトが固まり、自分のやりたいブランドの世界観ができていくはずです。
そこまできたらオリジナリティもいれていくと良いでしょう。
他の人が出来なかったり、自分の中で譲れない大事なことを作品の中に取り入れていくとGood!
ただしオリジナリティが出過ぎると今度はお客様に受け入れてもらえない作品になる可能性があるので、気をつけましょう。
抽象的な表現は避ける
また、あまりにも抽象的な表現は避けた方が賢明です。
「かっこよくて素敵な~」「友達からほめられるアクセサリーを~」「コンセプトがないのがコンセプト」
といったコンセプトチックな説明をしている方もいますが、あまりおすすめはできません。
まず、誰が「かっこよくて素敵」と思うのでしょうか?
年齢層や好みによって、その基準は変わります。
また、「友達」とはどれくらいの年齢層の友達を指しているのでしょうか。
さらに「コンセプトがないのがコンセプト」というのは、捉え方によってはコンセプトを考えることから逃げているとも考えられます。
もっと練れば、さらにファンが増えるかもしれません。
コンセプトが決まったらターゲットを考える
ターゲットを考える際には、まず「作品を使ってほしい人」「喜んでくれそうな人」を思い浮かべます。空想でもOKです。
その人が作品を手にして使ってくれる姿をイメージします。
作品の世界観と、それを大好きだと言ってくれる人を結び付けられるようにイメージを膨らませます。
そうしてできた「理想の1人」へ向けた作品作りを心掛けてみて下さい。
10人中10人にうける作品を作ることは難しいですが、10人のうち1人でも振り向いてくれるものを心掛ければ、「これは私のために作られたものだ!」と感じてくれる人が必ず現れるでしょう。
そしてその人が、友達や身近な人にその作品の良さを伝える広告塔になってくれるかもしれません。
ハンドメイド作家のコンセプト注意点3つ
1.コンセプトを意識しすぎはNG
コンセプト通りに他と違うことを意識しすぎると、自分のやりたいことにならず、作品作りそのものが苦痛になってしまうこともあるので注意しましょう。
作品作りや販売の際に迷った時に立ち返る場として、コンセプトを決めておくことは非常に重要です。
しかしそのコンセプトにしばられ過ぎて作品作りに行き詰ってしまったり、楽しくなくなってしまうのでは本末転倒です。
2.コンセプトと作品の関連性を意識する
コンセプトを考える際、コンセプトと作品の関連性を意識することを忘れないようにしましょう。
コンセプトからどんな作品かすぐイメージできることが理想です。
例えば「みんなを笑顔にする」というコンセプトでは、みんなが笑顔になれるものが何なのか想像しずらいです。
食べ物なのか、雑貨なのか、いったい何なのかがわかりません。
それに対して、「バリの上質な生活雑貨&アジアン雑貨」というコンセプトからは、明確に作品をイメージすることができます。
アジアン雑貨のイメージは木彫りのお人形さんみたいなチープなイメージですが、「上質な」という言葉をプラスすることでバリ島のリゾートホテルに置いてあるようなちょっと高価な雑貨をイメージすることができます。
このようにコンセプトと作品の関連性を意識することは、大切なことです。
ネット環境を使ったお店づくりであれば、まずコンセプトのキャッチコピーを明確に、補助でサブコピーをつくり、さらには意味合いがよりわかるようなページを用意してまずはどんな作品か理解してもらい、共感を得ることが大切です。
コンセプトを頻繁に変えるようなことはしない
コンセプトの必要性は「うちはこんな(人に)(目的で)、こんな商品を取り揃えている」ということを伝えるところにあります。
買う側から見て、「ここのブランドは自分の好きなデザインばかりで好き!」と思ってもらえば、そのお客さんはファンとなりリピート購入が見込めます。
コンセプトは言わば「私はこういう者です」という紹介をする名刺のようなものです。
それを簡単に変えてしまうと、お客さんは確実に離れてしまいます。
紹介され信用した名前とは別の名前に変えられ、裏切られたような気になってしまうでしょう。
どうしても仕方のない場合以外は、安易にコンセプトを変更することはご法度です。
そのため、できるだけ早い段階でよく練ってコンセプトを考える必要があるのです。
おわりに
コンセプトは、作品の命ともいえるものです。
たくさんの作品があふれるこの時代に、瞬時にあなたの作品に興味を持ってもらうために、コンセプトをはっきりさせて作品全体にそのコンセプトを浸透させましょう!!
クリエイターのためのハンドメイド雑貨専門店 | MaFullストア
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